9月1日 四国八十八ヶ所お遍路⑥
2014年09月04日 09:19今日は勝田交通さんの四国八十八ヶ所お遍路のお手伝いに行かせていただきました。全12回の内、9回目です。1泊2日の日程で、善男善女22名で44番~59番を打ちました。
朝、松山道を走行中に突然大きな音が!(゚Д゚;)。なんとバスのタイヤがパンクしてしまいました。SAでの休憩中に運転手さんがバスの空気圧を見ているのを私は見ていたので、何か踏んでしまったのかも知れません・・・。もの凄い大きな音がしたのですが、ベテラン運転手さんは焦ることなく、車内にアナウンスをし、路肩に停車。添乗員さんがすぐに公団へ電話。運転手さんは発煙筒をたいて会社に連絡。乗っている者としては、これほど不安の無い対応は無いと思います。結局、タイヤの交換作業などで2時間近くかかってしまいました。その間は土砂降りの雨(>_<)。
ところが、タイヤ交換を終え、お寺でのお参りを始めるころには雨は止み、暑い位の日差しとなりました。当初は午前中に44番・45番の難所を打つ予定でしたが、パンクをしなければ、大雨の中お参りをしなければならないことになっていました。ところが、パンクしたせいで巡拝順路も変更となり、今日の最後に44番45番とゆっくりお参りをすることができました。不思議なこともあるものだと、今回はこの話題一色となりました。ありがたいなぁ(≧▽≦)。
巡拝順路は、①第49番札所西林山三蔵院浄土寺→②第48番札所清滝山安養院西林寺→③第46番札所医王山養珠院浄瑠璃寺→④第47番札所熊野山妙見院八坂寺→⑤第44番札所菅生山大覚院大寶寺→⑥第45番札所海岸山岩屋寺と打って、道後温泉泊(≧▽≦)。
大雨の中、高速道路の路肩で業者さんがタイヤ交換してくださいました。業者さん、公団職員さん、ありがとうございました。m(_ _)m
49番浄土寺本堂。
49番浄土寺大師堂。
第48番西林寺本堂。
第48番西林寺大師堂。
西林寺納経所前には福授地蔵尊。
第46番浄瑠璃寺本堂。
第46番浄瑠璃寺大師堂。高野山開創1200年を記念して今年一年間は大師堂が特別御開帳となっています。次はいつ御開帳か分かりませんので、貴重な機会です(≧▽≦)。
浄瑠璃寺本堂左奥には、音楽、智恵、美貌、財宝、福徳のいづれか一つを叶えてくださる一願弁財天さんがおられます。
47番八坂寺本堂。朝の大雨もウソの様に、青空がのぞき、暑い位となりました。お参りが始まると雨が止むなんて、ありがたい事だなぁ(^_^)。
47番八坂寺大師堂。大師堂の内陣改修を記念して特別に御開帳となっていました。
八坂寺の山門でのんびり昼寝中(≧▽≦)
里親募集中だそうです。責任を持ってお世話のできる方のみ八坂寺さんへ一報を。
第44番大寶寺本堂。
第44番大寶寺御影堂(大師堂)。
大寶寺さんは新義真言宗の豊山派ですので、覚鑁上人をお祀りする興教大師堂があります。
大寶寺さんの立派な山門近くには「ヘビ」と「カエル」と「ナメクジ」がにらみ合う「三すくみ」があります。どこにあるか見つけれますか?
四国霊場一番の難所、岩屋寺にお参りします!
ドンドン歩いて登ります。健脚でも20分はかかるかな(゚Д゚;)。
45番岩屋寺本堂。反り立つ岩壁に添うように建てられています。本堂横の岩肌には木製の階段があり、上のくぼみにお参りできます。このくぼみにはお大師様の尊さに感銘して、この地を譲り昇天された法華仙人の供養塔があります。
45番岩屋寺大師堂。この大師堂の造りは、正面の向拝の柱が左右とも双子柱でとても珍しいです。役僧さんがおられたのでお話を伺うと、裏山の木が朽ちて倒木し、大師堂の屋根に穴が開いたそうです(゚Д゚;)。大変だぁ(*_*)。
大師堂の隣にある仁王門をくぐって山に入ると奥之院。三十六童子行場、逼割禅定(せりわりぜんじょう)と続きますが、滑落の危険があるので鍵がかかっています。納経所でカギをいただいてからお参りしましょう。
岩屋寺参道の最後には穴禅定があります。奥はとても狭く真っ暗なため、閉所恐怖症や暗所恐怖症の方はお気を付けください。中は湧水で濡れているので転倒注意!
今夜は道後温泉に泊。有名な「坊ちゃんの湯(正式名称:道後温泉本館)」。共同浴場です。入ってみたかったけど、人の多い公共浴場では剃髪もしずらいので、今回はパス。
夜、停車中の坊ちゃん列車。
坊ちゃん駅前にある「からくり時計」。
からくり時計のからくりの様子。大仕掛けでなかなかのモノです。
朝のパンクで、時間を気にするお参りになるのかと思いきや、他の団体さんに会うこともなく、スムーズなお参りとなりました。特に、朝のパンクが無ければ大雨の中で大寶寺、岩屋寺とお参りしなければならず、大変なことになるところでした。パンク自体は良い事ではないけれど、結果として、初日のお参りが雨に当たることなく、境内の散策もしながらのお参りができたことは、とてもありがたいことでした。「同行二人」、やっぱりお大師様は寄り添ってくださっているんだなぁと改めて感じました。
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