10月31日「こうやさんフェスタin奈良」

2014年11月02日 11:08

31日は「こうやさんふぇすたin奈良」でした。奈良東大寺大仏殿を集会に、全国から200名もの青年僧が集まりオープニング法要が厳修されました。大仏殿は拝観自由ですが、その中でお勤めをさせていただけることなど滅多にありません。来年、高野山は開創1200年を迎えそのプレイベントを全国で開催させていただきましたが、今日の奈良東大寺大仏殿でのオープニング法要を〆とします。なので盛大に、華やかに法要も行われました。

高野山真言青年会会長さんをお導師様とし、役員さんは識衆、私は各地青年会所属の者として随喜として出仕させていただきました。

張り切って集会時間の2時間も前に東大寺に入ったので、静寂の東大寺境内を満喫しました(≧▽≦)。

東大寺南大門(国宝)の仁王様(国宝)。高さ8m以上で大きいデス(゚Д゚;)

史跡「東大寺東南院」。三論宗と真言宗の二宗兼学道場として、東大寺尊勝院と共に東大寺筆頭院下として栄えました。明治10年に明治天皇行在所となりました。

東大寺の役僧さん。「これから朝の一人参りです」と言って出掛けられました。

東大寺は華厳宗の大本山。宗務を司る中枢です。

鹿への注意書き。境内には鹿がいっぱい(゚Д゚;)

鹿が近い(゚Д゚;)

大仏殿前には修学旅行の子ども達。私も小学校の卒業旅行は奈良京都でした。

二月堂への階段石組にガムテープで数字が記してありました。

四月堂。

お水取りで有名な二月堂(国宝)は下から見上げるとこんな感じ。石段は結構急です。

二月堂のお水取りは、修二会といいます。お正月1月1日を修正会、2月1日からを修二会。

二月堂の舞台。ここでお水取り修二会のシンボルともいえる、火のついた松明を振り回す「お松明」が行われます。「上堂の松明」といわれ、本来は、登り登り廊下を登るときの明かりとして焚かれるもの。入堂後に、その松明を舞台で振り回します。

国宝三月堂(法華堂:ご本尊は不空羂索観音)へはご高配をいただき内拝させていただきました。だれもいない静かな内拝でしたので、それはそれはとても素晴らしい時間でした。(≧▽≦)

 

東大寺ミュージアム地下が控室。

 

散華も用意されています。開創法会用のオリジナル散華のようです(^_^)。

続々と各地から出仕された青年僧さん。美作真言青年会からは、会長の清水寺さん、役員の霊山寺さんが識衆で、木山寺さんと興禅寺さん、金剛頂寺が随喜で出仕しました。法類の城崎温泉寺さんにもお会いでき、専学同期のT部君にもお会いできました。西大寺観音院さんもおられました。

話題のGoProで空撮を企てる強者まで。スゲーΣ(゚Д゚)

同じ「紋白」という袈裟ですが、左は「大紋乱付」といって高野山真言宗の古式に則る正式なもの。決して色褪せているわけではありません。珍しいです。模様の付き方が違うのがわかりますか?

会奉行さんから今日の法会の説明。東大寺管長さんからもご挨拶をいただきました。

東大寺ミュージアムを出て、2列で進み、中門(重文)をくぐります。

金堂(国宝大仏殿)に向かいます。朝の静寂とは打って変り、沢山の観光客さんで賑やかです。

大仏殿は世界最大の木造建築(木造軸組建築)として知られます。

奈良の大仏様(廬舎那仏)のご宝前でお勤めをさせていただけるなんて、一生に一度かもm(_ _)m。

2列で入堂、退堂は4列。4列でも先が見えない・・・。

記念写真に一番時間がかかります(-_-;)。 鹿が入り込んできましたw。

識衆の方は次の会場までお練り。

せんとくん( ゚Д゚)

ゆるきゃら、その①

ゆるきゃら、その②

奈良県御所市のゴセンちゃん

奈良県斑鳩町のパコちゃん 

奈良県黒滝村のくろたん

東大寺への出仕の後は、西国巡拝へ。東大寺すぐ近くにある興福寺南円堂へ。

興福寺は法相宗の大本山。南円堂は西国三十三所第9番札所です。

南円堂の御朱印。

特別御開帳の北円堂。偶然の特別御開帳ですが、拝見させていただくに決まってます(≧▽≦)

普段は非公開の北円堂は国宝。いやぁ~素晴らしい。間近に見るご本尊様(国宝)はやっぱり美しさが違う(≧▽≦)

興福寺五重塔(国宝)は木造塔としては日本で2番目に高いそうです。一番高いのは京都東寺五重塔。

興福寺近くでこうやさんフェスタが開催されていたので立ち寄ってみました。ジャグリングするお坊さんΣ(゚Д゚)。芸達者です(^_^)。

衣帯のファッションショー。普通の方は、まず目にすることのない衣帯を見ることができます。

目玉はコレ(拡大可)。お大師様のご遺髪。門外不出である大安寺さんの寺宝を超特例で出開帳させていただきました。偶然立ち寄ったイベントで拝見できるとは! ちなみに説明文の写真はちゃんと係の方に許可をいただいて撮影しています。

興福寺南円堂にお参りの次は一路、長谷寺へ。駐車場に入れて前払いしに行くとお接待をいただきました(^_^)v。

キレイです(*´▽`*)

西国三十三所第八番札所の豊山神楽院長谷寺(十一面観音)さんは真言宗豊山派総本山です。日本でも有数の観音様の霊験あらたかな名刹で、花の寺として超有名です。

仁王門をくぐると108間(約200m)399段の石段を登ります。かなりのモノです(゚Д゚;)。汗が噴き出ます。

本堂は国宝です。写真左が外陣、右が内陣で、内陣の中に内内陣があります。

偶然、特別内拝(有料)をされており、ご本尊様の御足をいただくことができます。ちょうど誰もいないタイミングで内拝させていただけたので、じっくりとそのお姿をいただき、御足をいただくことができました。本堂入口で塗香を塗っていただき、ご縁をいただく壇線をはめていただきます。とても良い内拝でした(≧▽≦)。

京都清水寺の「清水の舞台」に大和長谷寺の「長谷の舞台」。舞台造りの大きな本堂です。

長谷寺の御朱印。尼僧さんが記してくださいました(^_^)

長谷寺参道の沿いにあるのが、西国三十三所番外霊場の法起院さん。ご本尊は西国霊場開創祖の徳道上人です。

長谷寺開山堂として江戸時代に再興されたため、御朱印は「開山堂」と記されます。

夜、京都へ移動中、奈良のお土産を買いに再び東大寺周辺にきたところ、鹿が公道をウロウロと・・・Σ(゚Д゚)

正倉院展は今日が拝観時間延長日だそうで、長蛇の列でした。今回は、我慢してパス(>_<)。

東大寺大仏殿での法要は、一生に一度の経験です。ありがたいなぁ。興隆寺北円堂の特別拝観、こうやさんフェスタでのお大師様ご遺髪の特別展示、長谷寺の特別内拝と、偶然が重なり、とっても素晴らしいご縁をいただくことのできた一日でした。(≧▽≦)。

 

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