10月16日 西国三十三所御礼参り
2014年10月17日 01:00昨日は、岐阜県で華厳寺をお参りし、長野県飯田市へ移動して元善光寺にお参り。その後長野県上田市別所温泉まで移動するという、バスに乗っている時間が11時間となる超長距離移動となり、夕食後は倒れる様に寝てしまいました・・・。
今朝は8時前にホテルを出発し、北向き観音→定額山善光寺とお参りをし、10時間かけて津山に帰ってきました(゚Д゚;)。
宿泊先から徒歩数分で「北向き観音」。石畳の参道を奥に進みます。
坂東観音霊場の番外霊場で天台宗別格本山の寺格を有する名刹「北向山北向き観音」。珍しい撞木造りの本堂です。朝一番のお参りでしたので、心静かにお勤めをすることができました(^_^)。「善光寺が南向き」で阿弥陀さんの来世利益。それと対になり向き合う「北向き観音」は観音さんの現世利益。片参りとならないよう、昨日の元善光寺に続くお参りです。
北向き観音の手水はなんと「温泉」(゚Д゚;)。・・・スゴく驚きました(゚Д゚;)
瑠璃殿。崖からせり出すように建てられた、舞台造りです。スゴイなぁ(゚Д゚;)
第1回直木賞作家川口松太郎作「愛染カツラ」の元になったカツラの木。
一路長野市へ移動し、西国霊場満願のお礼参り総仕上げの信州善光寺へ。大きな回向柱は御開帳毎のモノで、70~80年かけて土に返すのだそうです。なので、古い物から短くなっていきます。スゴイなぁ(゚Д゚;)
国重文指定の信州善光寺山門。「善光寺」の扁額には5羽のハトが記され、善光寺の善の地は牛に見えるのです。その善光寺の扁額は「畳3畳」もの大きさです。
国宝の善光寺本堂。木造建築では3番目の大きさだそうです。撞木造りの独特な形。今日は「七五三」と特別ご回向があり、ご本尊前の戸張が上るのを2回も拝見することができました。これはありがたいことです。善光寺の歴史は古く、「かぐや姫」の話よりさらに100年さかのぼる、との説明をいただきました。スゴイなぁ(゚Д゚;)。
善光寺仲見世通り。賑やかです(^_^)
「牛にひかれて善光寺」の牛・・・かな?
仲見世通りから一歩東に入ると、とても静かな通りです。たくさんの塔頭寺院さんが立ち並んでいました。
貫主さんのおられる大勧進。
ちょうど護摩祈祷をされており、猛々しい太鼓が響いていました。
善光寺仁王門。沢山のワラジが奉納されています。仁王さんはとても大きく凛々しいお姿です。
善光寺仁王門を出るとすぐにある、善光寺上人さんのおられる尼寺の大本願。
尼寺らしくスッキリとした境内です。ちょうどお供えを役僧さんがお下げしているところでした。
帰路途中に見える南アルプスの山並み。山頂は雪景色でした。
「片参り」とならないように、「元善光寺」、「北向き観音」とお参りをし、最後の最後に信州善光寺へと西国三十三所満願の御礼参りをすることができました。予期せぬトラブルや、私の不慣れなお手伝いで、巡拝された善男善女の皆さんにはご迷惑を沢山おかけしてしました。これはお許しを願うしかありません。
しかし、たくさんのかけがえのないご縁をいただくことができ、皆さんそろって無事に御礼参りができたこと、が本当にありがたく思います。観音様のお導きに違いなく、巡拝された善男善女の篤信の賜物であります。私のようなものに素晴らしいご縁をいただけたことに深く感謝を申し上げます。みなさん大変にお世話になりました。
百観音霊場軸の御朱印はこれからまだまだ続きます。生きている間に成満できるのかな・・・(゚Д゚;)
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