阿字観指導者養成講習会(前期)

2016年05月19日 22:46

5月16日~19日の3泊4日で、阿字観指導者養成講習会が高野山大師教会にて開催されたので参加してきました。専学で少し習ってはいたのですが、自己研鑽のためにより深く、檀家さんのためにより理論的に学んでみようと思い、参加した次第です。

北は北海道から南は熊本まで、本山金剛峰寺法会部に所属する研修生さんや職員さんを含む20代から60代の総勢26名が同期となり、美作からは私を含め3名が参加しました。26名の内、尼僧さんが5名参加でした。

お大師様より実慧大徳が受け継いだ真言密教の瞑想法「阿字観」。自の心と書いて「息」。呼吸の大切さを繰り返し指導されました。貴重な資料が山の様に配布され、漢字とにらめっこでした(+_+)。

理論付けの講習は高野山大師教会小講堂で行い、瞑想法の実技講習は本山金剛峰寺阿字観道場で行いました。

男性は講堂で雑魚寝w。朝夕の勤行、施餓鬼、食事作法など、専学と同じように時間は進みますがそれ以外は意外と自由でした。が、そこは皆僧籍を持つ者。羽目を外すものはおらず、21時30分消灯までは、作法の練習に余念がありませんでしたw。施餓鬼はまだしも、食事作法は忘れるよなぁ・・・。偈文が読めない(一一")。

大師教会にある生飯台。日々の施餓鬼に勝る供養は無いと言われます。

口を洗うのも顔を洗うのも、生活すべてが修行。もちろんおトイレにもお風呂にも「偈文」があります。

時には中講堂でも実践授業。実際に金剛峰寺で週末に開催されている「ちょっと一息阿字観体験」の指導に当たっておられる能化先生からご指導をいただくこともできました。

4日間の間、専学程の緊張感は無いにしても、6時30分の朝勤行から19時30分の講義終了までみっちりと講義が組まれ、高野山大学の先生、本山金剛峰寺法会部長、全国の能化先生とそうそうたる方々にご指導をいただききました。何とも言えない、素晴らしく充実した4日間の講習でした。また全国から参加している人から色んな話を聞くことができ、大いに刺激を受けました(^_^)。

 

※楽しみにしていた西国巡礼が、最少敢行人数に達しなかったために中止となりました。残念ですが仕方ありません。申し込みをしてくださった方、楽しみにしていただいていたのに申し訳ありませんm(_ _)m

 

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