美作八十八ヶ所霊場会先達研修会

2014年10月29日 23:05

今日は「平成26年度美作八十八ヶ所霊場会先達研修会」が津山グリーンヒルズで開催されました。去年は美作八十八ヶ所霊場開創30周年記念大法会を厳修させていただきましたが、今年の研修会は、歩き遍路で四国八十八ヶ所を2巡された横田賢一さんをお招きして「歩き遍路で感じたこと」と題した講演をいただきました。

昔の様に胸に一物を持ってお遍路に出るのではなく、今は自分自身と向き合うためのお遍路さんが多い。若い世代は心に何かを抱えていることが多く、シニア世代は自分自身の為が多い。線香臭い、抹香臭い四国ではなく、今のお遍路は現代的なステージである。お接待を「している」のではなく「させていただいている」という世界に類を見ないお接待文化。言葉も文化もわからない外国人お遍路さんが、野宿をしたりしながらお遍路ができる国は日本以外に、特に四国霊場以外に無い、など新聞記者さんらしい取材目線のお話が面白く、あっという間の講演でした。

「世界各地にさまざまな霊場聖地があります。でも聖地を目指す直線であり、四国霊場の様に周回する霊場は他には無い」とお話されました。なるほど~。

私もいつか歩き遍路に出てみたいと思ってはいるのですが、これはなかなか難しいのです。

会場の様子。デジカメ持ってくるのを忘れ、ガラケーのインカメで撮影。まずは心経一巻のご法楽。

新しく先達さんに任命された皆さんが、宗務支所長さんから任命書と先達専用輪袈裟等を授与されます。前職時代にお世話になった方にお会いしました。お忙しいのにおいでいただきありがとうございました。

四国八十八ヶ所を2度歩き遍路された横田賢一さんは元山陽新聞社の記者さん。当時の編集局長命で48歳で1回目の歩き遍路を経験。上司命令とはいえ、そのまま「四国病」にかかり58歳で2度目の歩き遍路。次は68歳で3度目の歩き遍路を目指しているそうです。どんなに苦しくても、足の豆がつぶれて痛くても、大雨の中歩いていても、不思議と足が前に進むのがお遍路の不思議だ、とお話されました。それはやはり「同行二人」、お大師様が常に寄り添っていてくださるからだ、と感じたそうです。ありがたいお話だなぁ(^_^)。

 

夏の盆行、秋のお彼岸とお世話になった津山市内のお寺さんが自動二輪の免許(中免)の教習に行っていると声をかけてくださいました。落合のお寺さんからは来月下旬しまなみ海道~さぬきうどん~フェリーのツーリング行こう、と声をかけていただきました。なんだろう・・・金剛頂寺副=バイク好き、みたいな認識をされているw。護摩の助法にお声掛けいただくなど、みなさんから気さくに声をかけていただき、ありがたいコトです。m(_ _)m

 

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