百か日

2014年06月26日 23:38

今日は檀家さんの百か日の法事でした。ご近所さんなので今回もテクテク歩いて伺いました。ご葬儀から今日の百か日まで各逮夜全てが天気に恵まれました。こういったことはとても珍しいことで、何よりも故人様のご遺徳と施主様の功徳の賜物です。

百か日は別名「卒哭忌(そっこくき)」と言います。卒は卒業式の卒で終えるという意味、哭は心の奥底から泣くという意味で、故人様を偲んで泣くのは今日で終わり、という意味です。ご家族ご親族にとっては忘れ難いことでしょうが、それは実は故人様にとっては悲しいことなのかもしれません。残された者がいつまでも嘆き悲しみ苦しんでいると、せっかく極楽での生活の中でも、私たちが悲しんでいる様子をみて、心を痛めることになってしまうでしょう。故人様に極楽での生活を楽しみ、私たちを安心して見守ってくださるために、いつまでも悲しむよりも、日常の生活に平穏さを取り戻し、日々を穏やかに過ごす姿を見せてあげることが大切だと思います。

お墓参りで、「お墓の管理」の話になりました。「遠い親族の墓を自分が守っているが、本来守るべき子や孫とは一切の関わりが無い。自分が元気なうちは守るがその後はどうしたもんか。」・・・こういったお話をよく聞くようになりました。

夜は仲良しさんが遊びに来てくれ、久々に楽しい時間を過ごしました。その後さらに連絡をいただき、同級生が集まっている「サッカーワールドカップ反省会w」の会場へ。お題目なんて皆が集まる口実にしかならないのですがw、声をかけてくれるのはありがたい事であり、こうやって和気藹々と旧交が深まるのは良いものです。

私くらいの年齢になると同級生関連の訃報に接するようになります。高校の同級生が先日亡くなられたそうです。これからって時に・・・。心穏やかなお旅立ちをお祈り申し上げます。

 

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