熊本地震義捐金托鉢
2016年04月18日 22:39熊本を中心として九州全域にわたる今回の地震で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。どうぞ互いに手を取り合い、支え合い、励まし合って下さい。一日も早く穏やかな生活に戻れるよう願っています。
美作真言青年会として熊本地震義捐金托鉢を行いました。木曜夜に発生した地震の為、金曜日に連絡網が回ってきての急きょの托鉢行となりましたが、16名もの青年会員さんが駆けつけてくれました。
院庄ウエストランドさん正面入り口の一角をお借りしての托鉢行です。買い物で忙しくしているにもかかわらず、多くの方が足を止めてくださり、沢山のお浄財をお預かりしました。皆様のお心遣いに感謝を申し上げます。然るべき手順にて必ず被災地へお届けします。
なお、私達僧侶、少なくとも高野山真言宗の僧侶は、本山より托鉢行免許を受けております。混乱時に便乗しての紛らわしい托鉢行者には十分お気をつけください。
夕方からは美作真言青年会の定期総会でした。本会計をはじめ研修部や社会福祉部など各部からの決算報告や事業報告などがあり、それぞれ質疑応答を経て全ての議案を承認しました。新入会員さんの紹介、退任会員さんへの感謝状贈呈、そして役員改選もあり、内容の濃い総会でした。
ちなみに、昨年度行った托鉢行で皆様からお預かりしたお浄財は、東日本豪雨で甚大な被害を受けた常総市へ55,034円、ネパール地震への義援金をネパール大使館へ40,376円を義捐金として送らせていただいている報告を社会福祉部部長さんよりいただきました。
買い物中の多くの方より沢山のお浄財をお預かりしました。ありがとうございますm(__)m。
「義捐金」も「義援金」も「ギエンキン」と読みますが、若干意味合いは異なるようです。漢字辞典を引くと「捐」は「財産、特にお金を捨てる・差し出す」、「援」は「手を差し伸べる」という意味です。義(公)のために快く捨てる(=喜捨)という意味で「義捐金」となります。私的には「義援金」がニュアンス的に合っている気もしますがが、仏教的には「義捐金」ということでしょうか。「捐」が常用漢字でないってのが、ややこしい所ですねぇ。
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