宗傳寺子屋高野山登山

2015年12月01日 09:31

11月28日~29日の一泊二日で、高野山を歩いてお参りしてきました。いつもご指導をいただいている美咲町の華蔵寺さんよりお誘いいただき、昨年よりご一緒させていただいています。前回は九度山慈尊院からの町石道を歩きましたが、今年は高野山開創1200年記念として、お大師様が初めて歩かれた奈良吉野野川辯天から高野山までの道を歩きました。

お大師様が記された『性霊集』には「吉野より南に1日、西に2日行きて幽遠の地を見つける。名付けて高野(たかの)という」という一文があります。今期の開創法会では全国を行脚した「不滅の聖灯」を携えた行脚隊は、最後の道のりとしてお大師様が歩かれたこの道を歩いて高野へ戻りました。今回、その道を私たちも歩くことができました。

高野山は前日の金曜が雪だったそうで、当日の気温は+5℃と冷え込みましたが、遥か1200年もの昔、お大師様の歩かれた道を歩いていると思うと不思議な気持ちになりました。

早朝4時に美咲町華蔵寺を出発。一気に十津川村まで移動して、「谷瀬の吊り橋」を観光。大人数が渡ると左右に揺れるので、高さと相まって、かなりの迫力でした(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル。

ここ野川弁天(高野山真言宗:岩屋山白飯寺妙音院)はお大師様深縁の地です。ご住職の御厚意で普段は閉じている扉を開けていただき、お勤めをさせていただくことができました。色あせているとはいえ極彩色が素晴らしい(≧▽≦)。

いよいよお大師様が1200年前に歩かれた道を歩きます。「KoboTrail」と名付けられ、要所には道しるべがあるので迷子になることはありません。

奥に進めば高野山奥之院。戻れば奈良吉野。勾配の少ない比較的歩きやすい道です。山歩き的な感じ。ただし前日の降雪で随分と冷え込みました(一一")。

高野山開創1200年を記念した「不滅の聖灯」全国行脚の足跡。

奥之院へ到着後、去年の植樹を見に行きました。無事育っているようです(^_^)。

宿坊は高野山別格本山本覚院。※本覚院内の写真は不可となっています。

冷えた体をお風呂でしっかり温めた後、妻と二人で夜の伽藍を散策。朱に輝く根本大塔(≧▽≦)。

二日目は朝6時より朝のお勤め。朝食後は参加者での写経の様子(お許しをいただいての撮影)

寒風吹く中、高野山奥之院での水行。身を切るような冷たさでしたが女性2名を含む13名で身を清めました。お次第は、懺悔文五遍、発菩提心・三昧耶戒各三遍、開経偈、心経三遍、慈救呪十遍、諸真言三遍、大師宝号・明神宝号各五遍、以下常如。わりと長いお次第で、気を失いそうになりましたw。しばらく震えが止まりませんでした。カタカタカタ(((;゚;Д;゚;)))カタカタカタ

奥之院には長島愛生園と邑久光明園の大師講供養塔があります。

登山、写経、水行、奥之院参拝と一連の「修行」を終え、本覚院ご住職稲葉様より修了証をいただきました。今回は幼稚園年長さんから70歳までの四十数人が、無事に修了することができました。

お忙しい中、本覚院稲葉上綱様、役僧さん、職員さんには大変に丁寧で温かいおもてなしをいただきました。お世話になり、ありがとうございました。終始安全運転をしてれた勝田交通のO谷さん、お疲れ様でしたm(_ _)m。

沢山の貴重な経験をすることができ、素晴らしいご縁をいただくことができました。お大師様のおかげであり、華蔵寺さんのご功徳であり、ご参加の皆さんの篤信の賜物です。

 

翌30日(月)は、田邑の安養寺さんで二組寺祖師講があり出仕させていただきました。お導師様は安養寺さん、経頭を極楽寺さん、後讃を萬福寺さん、私は前讃を務めました。筋肉痛の中で正座は辛かったな・・・(゚Д゚;)。そしてその夜は恒例の四十路ランニングを8キロ(ll゚д゚)。もぅね、足がね・・・(*_*)。

久々の5人フルメンバーでの四十路ランニング。R5+W1+R1+W1の計8キロ。しかも5キロのベストタイム更新って・・・。私以外のメンバーは今月の「みつ健康マラソン」、新年の「美作マラソン」にエントリー済(゚Д゚;)。チーム四十路、どこに向かうのかw。

 

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