夏の会式

2013年07月18日 21:01

本日は金剛頂寺のご本尊様である、正観音菩薩(金剛頂寺は「聖」ではなく「正」表記です)様の夏の会式でした。檀家さんや信者さんが20人ほどお参りくださり、住職と副住職の2人で大般若転読法会を厳修させていただきました。今年から副住職が参加させていただいているので、お加持もさせていただきました。

法会の後は副住職としてのご挨拶と、初めての法話をさせていただきました。金剛頂寺のお経本は古いものが多く、この大般若経600巻も、寛政4年に収められたとの記録がありました。なんと230年前です。戦時中は無住寺となっており、そのときの管理が出来ていないため、虫食い等で相当痛んでおりますが、歴代住職が半紙と筆で補修したものも沢山あり、大切に大切に使われてきたことがわかります。

お昼のお接待時には檀家さんから「お加持はありがたい」とのもったいないお声をいただきました。高野山の専学で学んだことを、これからはどんどん檀家さんやお参りいただいた信者さんへ還元させていただこうと考えています。専学で習うことは全て大切な習いであることを改めて実感します。お参りいただいた皆さん、ありがとうございました。

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