地元散策ツーリング

2014年05月10日 21:47

快晴の朝、妻は職場の同僚さんと那岐山へ登山に、私はお寺に。なんだか昔話のような書き出しですが、我が家の週末はそれぞれが何かしらの用事をしているので、毎週こんな感じですw。週明けに四国お遍路のお手伝いに行かせていただくので、納経帳と納経軸を取にお寺に行きました。いつも納経帳は本堂の愛染様の前に置かせていただいているのですが、私のが見当たらない・・・?納経帳は四国霊場開創記念で記念バージョンが発売されているから、期間限定のスタンプ(朱印は通常通り)もあることだし、それを購入しようかなぁ。納経軸は専学で仏画の時間に作成した手製の軸です。文字通り世界に一つ!お寺では住職に先日の七七日の報告やお遍路について相談。

用事後、以前より気になっていた津山市阿波地区にある「お夏の墓」に行ってきました。阿波地区の最奥地です。これから夏に向けて丁度いいトレッキングだと思います。

「お夏の墓」というのは、『昔、阿波には多くの木地師(木工職人)が住んでおり、その娘に「お夏」という稀にみる美しい一人娘いた。お夏は備前から来た若い木こりと恋仲になり、将来を誓い合い、必ず迎えに来るという堅い約束をして男は去ってしまう。彼との約束を心待ちに、ますます美しくなったお夏は、ある日藩主に見初められる。お城に上るように言われたお夏は、若い木こりとの誓いに小さな胸を痛め、とるべき道はただ一つと裏山から深い谷底へ身を投げてしまう。その渕をお夏ヶ渕といい、この渕でときどき夜になると女のすすり泣くような声が聞こえてくることがあるという。山にある木地師の墓地の片すみにたたずむ苔むした首なし地蔵が、お夏の墓であり、お地蔵さんの首を抱いて寝ると、お夏のような美しい娘が生まれるという伝説がある。』というものです。

阿波地区を通る県道118号を北進! とにかく北進! 『お夏の墓まで6km』の看板。

岡山県企業局の管理する阿波発電所。杉皮葺きの屋根と説明板には誇らしげに書いてあったけれど・・・、補修されずトタン屋根が見えてボロボロ(゚Д゚;)。この建物が阿波最後の建物です。これより奥には建物はありません。

阿波発電所を過ぎると景色はグッと変わります。阿波は随分涼しいのでまだ山桜(?)が咲いていました。

 

県道118号を「これでもかっ!」と北上すると「お夏の墓2.8km」の看板があります。ここら辺の森林は水源保安林だそうで、いたることろに岡山県の看板が設置してありました。

「お夏の墓」までの道中はコンクリート舗装です。車一台の車幅です。バイクならいいけれど、車で行くのはお勧めしません。3km程を歩いて下さい。沢や小滝を楽しみながら歩けます(^◇^)

「みこ渕」の案内板を見つけたので下りてみると・・・

美しい(*´▽`*)

「お夏の墓」までは第1号橋から第9号橋まであります。

あと1.1kmです。コンクリート舗装の道なので迷子の心配なしです。

倒木っ・・・(゚Д゚;)

いたることとに山水が流れていました。

え~っと・・・もうGWも過ぎましたケド・・・残雪が・・・(゚Д゚;) 

ガードレールがある橋ばかりではありません。 ドンドン登っていくと・・・

急に舗装が途切れ、こんもりとした一帯に行き着きます。ここが「お夏の墓」の場所です。

「お夏の墓」と言われるお地蔵様。首がありません。言い伝えに「お夏の墓の地蔵の首を抱いて寝ると美しい娘が生まれる」とあるそうですから、どなたかが持って行ってしまったのでしょうか。調べてみると墓碑銘「明和元年(1764)申」「融峰妙圓信女」だそうです。どなたかが管理をされておられるようで、綺麗に掃除もされ、お供え物がありました。かなりの山奥にあるので、線香やロウソクなど火を使うものはお勧めしません。心静かに手を合わせましょう。

こんもりとした杉林の中に墓群があります。苔むした空間、鳥のさえずり、せせらぎの音、風の音、山の匂い・・・。静かで穏やかな時間が流れていました。

帰路、『お夏の墓6km』の案内板のあった、無料休憩所に立ち寄ってみると・・・

っっちょっ(( ;゚Д゚)) 玄関開けたらめっちゃビビった!(゚Д゚;) 晴れの日以外開けちゃダメな気がする・・・。

自由に上がって見学できるらしいけど・・・怖くて上がれません(゚Д゚;)。奥の色鮮やかな3枚はパッチワーク作品展だそうです。作品展・・・。イノシシのはく製もありました(゚Д゚;)。 これはコンセプトとして大丈夫なのか・・・?

私は玄関入って土間の部分のみ数歩移動したのみです。無造作に置かれた農機具のことなのですが、いくつかは読めない・・・。

せっかく阿波まで来たのだから、涼んで行こう。途中の渓流釣り場は大賑わいでしたw。看板からテクテク300m弱歩くと・・・

まず「大滝」。落差15m。幅広で水量は少な目かな。わりと下まで行けます。

大滝への登山道のすぐ横に鳥居があります。この奥が・・・

白髭滝。落差15m。小さな社があります。大ヶ山は龍神信仰だから龍神様かな(?)。

いよいよ県北の名瀑『布滝(のんだき)』へ。ここから200m程歩きます。

県北の名瀑「布滝(のんだき)」。岩肌流れ落ちる様が、白い布を晒しているように見えるので「布滝(のんだき)」の名が付いたそうです。落差は25m。この辺りは『氷ノ山後山那岐山国定公園』という山岳地帯の国定公園に指定されています。

本日の総走行距離は80km程でした。

 

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