四国八十八ヵ所 その8

2016年03月07日 20:37

今日は日帰りで四国お遍路へ。いつも声を掛けてくださる勝田交通さん主催の「四国八十八ヵ所巡拝」のお手伝いをさせていただきました。毎月第一月曜日出発、全15回で今回は第10回目。今回は善男善女15名で第66~70番札所の5ヶ寺を巡拝。

予定では60番横峰寺を巡拝予定でしたが、参道が冬季通行止めの為、讃岐国へと向かいました。

津山は霧のかかる曇天でしたが、讃岐は汗をかくほどに温かいお参りとなりました。今年は閏年のため、四国霊場では逆打ちを薦めています。暖かくなってきたので京阪神からの逆打ちお参りツアーの方々と出会いました。今年の四国霊場も賑やかです。

四国霊場第七十番札所 七宝山持宝院本山寺しっぽうざんじほういんもとやまじ:高野山真言宗)は頭観音様がご本尊。五重塔の大改修を勧進されており、納経所前では塔の頂にある実物の「相輪」「風鐸」が展示されていました。

四国霊場第六七番札所 小松尾山不動光院大興寺(こまつおざんふどうこういんだいこうじ:真言宗善通寺派)は薬師如来様がご本尊。地元では小松尾寺とも呼ばれ親しまれています。本堂前では「はっさく」のお接待をいただきました(^_^)。お勤め後、ありがたくいただきましたm(_ _)m

四国霊場第六六番札所 巨鼇山千手院雲辺寺(きょごうざんせんじゅいんうんぺんじ:真言宗御室派)は千手観音様がご本尊。住所は阿波徳島ですが霊場としては香川讃岐の霊場です。四国霊場中最高地の札所で標高900m以上(゚Д゚;)もあり、昭和62年にロープウェイが整備されるまで歩いてお参りをしていたそうで(゚Д゚;)まさに「遍路ころがし」。その霊験あらたかさから四国中から修行僧や学僧があつまり「四国高野」と称され、最盛期には12坊8ヶ寺を有し大いに栄えました。阿波・伊予・讃岐の関所寺としても有名です。本堂横には願掛けの「おたのみなす」があります。標高が高いので下界より10度ほど低く、肌寒く感じました(゚Д゚;)。

雲辺寺参拝後、近くの四国別格霊場萩原寺へ。巨鼇山地蔵院萩原寺(きょごうざんじぞういんはぎわらじ:真言宗大覚寺派別格本山)は四国別格二十霊場第十六番札所で、お地蔵様(伽羅陀山火伏地蔵菩薩:カラダセンヒフセジゾウボサツ)がご本尊。萩で有名なお寺だそうです。今回は「別格霊場ってどんなん?」って感じで立ち寄ってみました。いつか別格霊場も巡拝してみたいものです。

四国霊場第六九番札所 七宝山観音寺(しっぽうざんかんのんじ:真言宗大覚寺派)は聖観音様がご本尊。同一境内二札所として、阿弥陀如来様がご本尊の四国霊場第六八番札所琴弾山神恵院(ことひきざんじんねいん:真言宗大覚寺派)があります。朱色が観音寺、コンクリート造りが神恵院。紆余曲折を経ての現状です。観音寺本堂側にある鐘楼の彫刻は必見!

お大師様のお導きであり皆さんの日頃の精進と篤信の賜物で心配した天気も暑い位となり、何事も無く皆そろってお参りをすることができました。ありがたいコトです。

来月からは西国巡拝も始まります! 西国三十三所各札所では西国三十三所草創1300年記念事業として、今年2016年から2020年まで5年間にわたり、普段は非公開のお堂や諸尊のご開帳、および庭の公開や寺宝の観覧などを行う予定です。この機会にぜひご一緒しましょう! 

 

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