四国八十八ヵ所 その6
2015年12月09日 10:22先日12月7~8日の一泊二日で四国お遍路へ。いつも声を掛けてくださる勝田交通さん主催の「四国八十八ヵ所巡拝」のお手伝いをさせていただきました。毎月第一月曜日出発、全15回で今回は第7回目。善男善女13名で第35番、37~43番札所の8ヶ寺を打ちました。
南国土佐国、伊予国の南部は、12月だというのに日差しが強く、日焼けを心配するほどの晴天でした(^_^)。
四国霊場第35番札所 醫王山鏡池院清瀧寺(いおうざんきょうちいんきよたきじ:真言宗豊山派)は薬師如来様がご本尊。像高15mの厄除け薬師如来像には台座下部より中に入ると厄除け戒壇巡りができます。ただし、暗くて狭いので注意!
四国霊場第番37札所 藤井山五智院岩本寺(ふじいざんごちいんいわもとじ:真言宗智山派)は不動明王様、聖観世音菩薩様、阿弥陀如来様、薬師如来様、地蔵菩薩様と五仏がご本尊。5体のご本尊様は日本でもこの岩本寺だけ。本堂の天井画はプロアマ不問で公募されものです。
四国霊場38番札所 蹉跎山補陀洛院金剛福寺(さだざんふだらくいんこんごうふくじ:真言宗豊山派)は 千手観世音菩薩様がご本尊。山号は蹉跎山ですが山門の石柱には足摺山となっています。境内の多宝塔横に歌人和泉式部の黒髪を収めたと伝わる逆修の塔(生前墓)としての宝篋印塔があります。
金剛福寺境内鐘楼隣の木製ベンチ。座板の節に松の種が落ちて発芽したようです(^_^)
四国霊場第39番札所 赤亀山寺山院延光寺(しゃっきざんじさんいんえんこうじ:真言宗智山派)は薬師如来様がご本尊。お寺の縁起となった亀が鐘を背負っている石像があります。「修行の道場」といわれる土佐国もこの延光寺で終わりです。
足摺岬で一泊。早朝より移動開始。土佐国は移動距離が長く札所は少なく、お参りは大変です。
四国霊場第40番札所 平城山薬師院観自在寺(へいじょうざんやくしいんかんじざいじ:真言宗大覚寺派)は薬師如来様がご本尊。公私共にこちらにはお世話になっていますm(_ _)m。観自在寺は第1番札所の霊山寺の真反対、最も離れているので「四国霊場の裏関所」ともいわれます。ここ40番より伊予国となり「菩提の道場」です。
四国霊場第41番札所 稲荷山護国院龍光寺(いなりざんごこくいんりゅうこうじ:真言宗御室派)は十一面観音様がご本尊。もともと神仏習合であったために赤い鳥居の稲荷社が旧本堂。なので、石の鳥居が山門です。
四国霊場第42番札所 一カ山毘盧舎那院佛木寺(いっかさんびるしゃないんぶつもんくじ:真言宗御室派) は金胎不二の大日如来様がご本尊。家畜のお守りとして農畜産の皆さんから信仰の篤い札所です。境内の紅葉は今が見頃で素晴らしい(^_^)。
四国霊場第第43番札所 源光山円手院明石寺(げんこうざんえんしゅいんめいせきじ:天台寺門宗)は千手観世音菩薩様がご本尊。本堂破風の天井には信者さんからの絵馬が掲げられています。創建時の山号は「『現』光山」でしたが源氏のご縁で「『源』光山」となったそうです。紅葉も美しく古刹に相応しい雰囲気です。
二日間のお参りは快晴に恵まれ、無事に終えることができました。これも皆さんの篤信の賜物でありお大師様のお導きであり、ありがたいことです。沢山のお接待もいただきありがとうございますm(_ _)m。
タグ:
—————