四国八十八ヵ所 その2
2015年07月07日 11:21昨日は四国お遍路へ。いつも声を掛けてくださる勝田交通さん主催の「四国八十八ヵ所巡拝」のお手伝いをさせていただきました。毎月第一月曜日出発、全15回で結願の予定です。今回は全15回の内第2回目、20名の善男善女で第6番~11番札所までを打ちました。
時折雨に打たれましたが、天気予報程の大降りではなかったので、大変に助かりました。これも皆さんの篤信の賜物であり、お大師様のお計らいに違いありません(^_^)。ありがたいことです。
1番~10番札所辺りまでは数キロ範囲内の移動です。歩き遍路さん数名ほどをバスの車内から見かけました。私もいつか歩き遍路に臨んでみたいものです。
四国霊場第6番札所 温泉山瑠璃光院安楽寺(おんせんざん るりこういん あんらくじ:高野山真言宗)さんは薬師如来様がご本尊。温泉宿坊として人気です。前回同様、境内の写真はありません。
第6番安楽寺さんの山門横には、279回も四国遍路を満行された中務茂兵衛(なかつかさもへい)大先達の建立された道標があります。280回目のお遍路の途中、香川県高松市の信者さんのお宅で亡くなられるまで、その歩みを止めることは無かったそうです。現存確認済みと行方不明分を合わせて現在250基程度がわかっているそうです。
四国霊場第7番札所 光明山蓮華院十楽寺(こうみょうざん れんげいん じゅうらくじ:高野山真言宗)さんは阿弥陀如来様がご本尊です。大師堂への石段横に治眼疾目救歳地蔵(ちがんしつめきゅうさいじぞう)というお地蔵様がお祀されてています。その昔、孝行者の息子が目の不自由な母親の手を引いて、四国巡礼の旅に出かけました。この7番十楽寺で、このお地蔵様に母親の眼病が治るように祈願したところ、突然、母親の目が開いて見えるようになったと伝わっています。以来、眼病治癒のお地蔵様としてお参りは絶えません。
四国霊場第8番札所 普明山真光院熊谷寺(ふみょうざん しんこういん くまだにじ:高野山真言宗)さんは金色に輝く千手観音様がご本尊。県有形文化財指定の中門付近はアジサイがいい感じ(≧▽≦)。
四国霊場第9番札所 正覚山菩提院法輪寺(しょうがくざん ぼだいいん ほうりんじ:高野山真言宗)さんは、四国霊場唯一の釈迦涅槃像がご本尊。雨樋に鯉!
その昔、松葉杖なしでは歩くことのできなかった方が、この法輪寺にお参りをされた時、突然に松葉杖なしで歩けるようになったとそうです。以来健脚を願う沢山の草鞋が納められています。写真は失明が治ったお礼に愛知県の方が納められたお礼状。
四国霊場第10番札所 得度山灌頂院切幡寺(とくどざん かんじょういん きりはたじ:高野山真言宗)さんは千手観音様がご本尊。女人即身成仏として有名なお寺ですが、高野山に伝わるご詠歌「金剛流」の流祖である曽我部俊雄和尚が得度されたお寺です。
第10番切幡寺近くのお土産屋さんでお茶のお接待をいただきましたm(_ _)m。
四国霊場第11番札所 金剛山藤井寺(こんごうざん ふじいでら:臨済宗妙心寺派)さんは薬師如来様がご本尊。天井の雲竜図は必見! 大迫力!。
本堂には「厄除け臼」なるものがあります。自身の年齢だけ臼を叩くと厄除けになるそうです。
第12番焼山寺への遍路道は「遍路ころがし」として厳しい修行の道です。そんなに遠くない昔、まだ車が一般的でなかった頃は、この道を歩いてお遍路をしていました。お大師様も歩いたであろうその道をいつか歩いてみたいものです。
四国遍路から帰って来たあと、恒例の月曜ランニング。今日は3人で20時にスタート。Run3km+Walk1kmを2セットで計8キロを57分で走りました。お遍路帰りのランニングはいつもに増して疲れました。ヘロヘロです(+_+)。
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