
二十六日目
2015年04月21日 13:22相変わらず不安定な天気です(-"-)。降ったと思えば晴れ、いい天気だなぁと思っていると急な豪雨。困ったものです。
昨日は、地元鏡野から同級生が高野山に、お母様のご回向でお参り下さいました。連絡をいただき、久々に一献傾けました。同級生の皆には、いつも気にかけてくれてありがたいことです。下界の話で盛り上がり、久々に楽しい夜を過ごしました。
困ったことがあります。外国人参拝者さんに私の拙い英語では思いを伝えることもままならず、申し訳ないきもちでいっぱいです。それでも、「thank you」と応えてくださると大変うれしく思います。ところが、「内拝がなぜできないのか」「暗くて仏像がよく見えない」とお叱りをいただくことも多いのです。これにはほとほと困ります。なんとか納得してもらえるように考えなければ・・・(-"-)。
嬉しいこともあります。先日は専学の同期クンが家族でお参りに来てくださいました。共に高齢者組で頑張った仲です。四国の札所にお勤めらしく、再会を約束しました。また、本日は京都南禅寺さんからお参りをいただきました。南禅寺さんの僧堂へ入るための試練は一週間あるのですが、大変に厳しい試練だと伺っています。未だにその試練はあるのですかと伺うと、「そこを緩めるわけにはいきません。一週間で覚悟を決めてもらわないと南禅寺全体が迷惑します。半端な気持ちは何にもなりません」とのコト(゚Д゚;)。いやぁ・・・さずが南禅寺さん、厳しいです。
濃霧の境内。ご神木の六本杉で樹齢は500年とも。小さく屋根が見えているのは経蔵(重文)。金剛三昧院に残る伝説では、その昔、ここで天狗の毘張尊さんが修行を終えた際にこの杉の木から飛び立ったと云われます。修行成満のお礼に火事に遭わないように、盗人に遭わないようにとお守りいただく約束をしたそうです。そのおかげで、金剛三昧院は高野山で一度も罹災せず、800年前の姿で今に続いているのです。毘張尊さんは金剛三昧院の鎮守さんとして信仰篤く、宿泊のお参りの皆さんへは火災除けと盗難除けの御札としてお土産にしていただいています。
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