わっしょい高野山 in 西大寺 最終日 柴燈護摩供厳修

2014年06月01日 22:24

高野山開創1200年記念イベント『来てみられぇこうやさん晴れの国』わっしょい高野山 in 西大寺 も今日が最終日です。今日もまた、昨日以上の晴天に恵まれた猛暑の中、柴燈護摩供を厳修させていただきました。

午前中は写経担当。ん~・・・期間中の4日間の内、3日が写経、1日が阿字観。まぁ外で呼び込みさせていただいたり受付を手伝わさせていただいたりと、毎日日焼けをしてしまいました(゚Д゚;) 暑い(>_<)

柴燈護摩供は高野山より釈迦文院上網の中西僧正を大祇師(だいぎし:柴燈護摩供のお導師様)としてお迎えし、山伏姿数名と行者数名で開白となりました。作法の後、護摩木のお炊き上げをさせていただき、火渡りとなりました。お出でいただいた大半の方が火渡りを体験されておられました。みな一様に笑顔で満足げでした。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。ぜひ高野山に興味を持っていただきたいと思います。

4日間、準備も入れて5日間、主体となった備前青年教師会の皆さん、近隣諸国の青年僧の皆さん、お疲れ様でした!とても勉強になり、とっても貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

今日も一日の始まりはご法楽から。しかし日曜日ということもあって出仕者が少ないなぁ

沢山の方の願い事を託された護摩木。

境内の準備も着々と進みます。柴燈護摩供の結界である幣を取付中。

「写経」と「ぬり絵」の担当にw。老若男女問わずに、写経とぬり絵は大盛況!

いよいよ柴燈護摩供が始まります。奉納太鼓の華やかで勇ましいリズムが境内を盛り上げます。

その頃、柴燈護摩供に出仕される行者さん、識衆さんは心静かにその時を待っていました。

結界内で作法中。

魔障を取り除く結界を貼った矢は、こういった感じです。運よく縁をいただいて矢を手に入れられた方は記念にお持ち帰り出来ます。

いよいよ壇に火が入りました。この火は高野山奥之院に「不滅の聖灯(きえずのせいとう)」である「貧女の一灯」からいただいたものです。

獅子座に着いて作法をされる大祇師様。特別な扇子で風を壇に送り火を起こします。熱風がスゴイ(゚Д゚;)

この煙が法煙となりお加持をさせていただきます。煙が物凄く立ち上りますが、それ以上に火の粉がスゴイ(゚Д゚;)。なので柴燈護摩供を修する場合は消防に連絡をしなければなりません。今日は岡山市消防局と雄神消防分団が待機してくださいました。

どれくらい火の粉が飛んでくるかというと、結界内で識衆をお勤めになられたある方の如法衣は燃えています。そして・・・(゚Д゚;)

下着、襦袢、白衣、褊衫(へんざん:行者の衣帯)、如法衣と着ているにもかかわらず、下着まで焦げてる(゚Д゚;)。汗でびっしょりに濡れていたから火傷はしなかったものの・・・。慌てて連れ出して、大事にならなくて良かった・・・。

護摩木のお炊き上げ。

柴燈護摩供が終わり、護摩壇の炭を用いて火渡りを行いました。小さなお子さんでも渡れます。

境内で柴燈護摩供を見守ってくださった方のほぼ全員が火渡りを行いました。みな裸足になり、おそるおそる足を進めます。

夜は、連日の出仕にちょっとお疲れの体に鞭打って、お遍路さんの折り紙を自習。明日からお四国遍路のお手伝いに行かせていただくのですが、折り紙の宿題をいただいたのです(゚Д゚;)  ん~ これはちょっとコツがいるなぁ。左の緑が私作。もっとスムーズに折れなければなぁ。

 

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