記事のアーカイブ
2013年08月30日 18:34
ニュースによると、イオン子会社のイオンリテール(千葉市)は30日、寺院や霊園と協力し、3万5千円の共通料金で共同墓地などの形態で納骨と永代供養ができるサービスを9月から始めるらしいです。民間企業さんですから、私のようなものがその事業についてどうこう言うつもりはありません。「お客さん」が「料金」を払って「会社」の「サービス」を「利用する」のだから、これからは「利用者」の選択肢としてありえるのでしょう。都会の話ではなく、いずれ地方の田舎にも話は来るでしょう。でも・・・なんだかなぁ、それでいいのかなぁ。明朗料金で格安だからそれでいいと思うひと(=需要)があるからそういうサービスが供給されるんだけれど
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2013年08月25日 17:15
今日は檀家さんの四十九日でした。朝五時頃はものすごい豪雨で、今日はどうなるかなぁと思いましたが、個人様のご遺徳とご親族様の信心のおかげで、お勤めの始まる頃には青空の見える天気へと変わりました。
お墓への納骨ではご葬儀でお世話になった葬儀屋さんが来てくださり、雨にぬれては、とテントを立ててくださっていました。ありがたいお心遣いに感謝です。
今日は本位牌とお墓の開眼作法もさせていただいたのですが、昨日は仏具磨きをして、作法集を読み返してこっそり練習もしました。僧侶にとっては何度も経験する作法ですが、ご遺族にとっては最初で最後の作法かもしれません。なので常に完璧でなければなりません。いい加減にならな
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2013年08月24日 20:19
先日二通のご案内をいただき、この秋はおめでたい法会に出仕させていただきます。一つは十月六日に美作市にある蔵寶寺さんのご本堂建立300年を記念してご本尊である虚空蔵菩薩様の特別開帳法会、もう一つは十月十三日に津山市にある万福寺さんのご本尊である虚空蔵菩薩様の開帳法会と晋山式です一度。
偶然ですがどちらのご本尊様も虚空蔵菩薩様です。どちらの法会も一生に一度の『晴れの法会』です。普段お目にかかれない仏様を拝見できるのは大変にありがたいことはもちろんですが、僧侶の衣や袈裟、数珠や扇なども普段とは違ったものとなります。
どちらの法会もきらびやかで重々しく執り行われます。興味のある方はのぞいてみてはいかが
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2013年08月24日 11:40
神式である地鎮祭を高野山真言宗では「土公供(どこうく)」と申しまして、大地をお守りしてくださっている天部の仏様を供養する作法です。また仏式で上棟式を行うこともできます。お気軽にご相談下さい。
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2013年08月23日 11:17
産経新聞のネットニュースによると、『世界遺産・高野山(和歌山県)の僧侶と気軽におしゃべりしたり、真言宗の瞑想(めいそう)法「阿字観」や写経を体験したりできる「高野山カフェ」が30日から9月8日まで期間限定でJR東京駅前の新丸ビルにオープンする。今年で7回目。人気は若い僧侶に質問ができる時間だ。』ということらしいです。
高野山での修行中に少し話しを聞いたことがあり、普段仏教や僧侶に接することの無い都会の方には人気なのでしょう。少しでも布教の一環になれば、と思います。
高野山での修行はとても厳しく、文字通り笑顔は無くなります。当時、同じ専学の同期3人で極寒の中毎日続けた水行は解禁日から
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2013年08月22日 18:31
脇侍と書いて「わきじ」と読みます。分かりやすく言うと「脇仏」のこと。ご本尊様の左右にそれぞれ控えておられる仏様のことです。一応、この三体の組み合わせには決まりがあり、例えば、お釈迦様には文殊菩薩様と普賢菩薩様、あるいは、お不動様には不動明王従者八大童子の内のお2人である矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制多迦童子(せいたかどうじ)がそれぞれ「三体セット」でおまつりされているのが通例だそうです。
「だそうです」と書いたのは、実は「時には違うのがあるよ」ということです。ほとんどのこの「三体セット」は同じセット内容なのですが、時々、しかも由緒ある大寺院さんの場合は当てはまらないそうで、たとえば、真言宗と
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2013年08月16日 11:57
今朝の情報番組でお地蔵様の首が壊されて行方不明になっているとのニュースを見ました。そのお地蔵様は願掛け地蔵として地域の皆様に親しまれていたそうですが、心無い何者かによって首から上が持ち去られたようだと報道されていました。
お地蔵様は地蔵菩薩といい、その優しいお顔からもわかるように、その名に「大地が全てを育む力を持つような、胎内で命を育む母親のような、大きな慈悲の心で私たち救ってくださる」という意味を持っておられます。お顔を無くされたお地蔵様は悲しんでいるに違いありません。それともお慈悲の心で「私の顔を必要としているなら力になってやろう」と仰っておられるのでしょうか。
閻魔大王様はお地蔵様の化身
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2013年08月15日 19:27
今日は終戦記念日です。先の大戦でかけがえの無い命をなくされた全ての方へ心からの哀悼の意をささげ、心安らかなることを願います。いろいろな思いが交錯する日でもありますが、それでも思うところは一つ。戦争の無い平和な世の中です。今でも世界中で紛争が絶えないのは悲しいことで心が痛みます。
以前、ここでも書かせていただきましたが、世界の人々がもっと「謙虚」であれば、争いごとは無くなのではないでしょうか。専学の寮監先生が「謙虚であれ」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと感じます。「感謝をする」「謙虚である」は「言うは安し行うは難し」です。
私は恥ずかしながらまだまだ修行が足りませんのでどれ一つとして
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2013年08月14日 23:02
今日はいつもお世話になっている極楽寺さんで行われる、初盆会へ出仕させていただき、極楽寺ご住職様がお導師様となり平座理趣三昧を務めさせていただきました。
ご長男さんはお若いのですが専学の先輩であり、今は神戸の本山で忙しくされているので、助法のご指名をいただきました。ありがたいことです。
毎回書くのですが、やはり当日に次第を教えていただきます。お導師様と私の2名で初盆会をさせていただくので、私が讃頭をさせていただき、理趣経も一人でお唱えさせていただきました。沢山の檀家さんの前でするお勤めは、とても緊張をします。酷暑と相まって今日も汗が滝のように流れ、びしょびしょになりました。
極楽寺のご住職様は専
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2013年08月12日 20:54
今日は先日亡くなった親族の初盆のお勤めをさせていただきました。酷暑の中、沢山のご親族さんがお集まりくださいました。終了後、住職からお経についてのご指導をいただきました。伝授や、あるいは行を修めた道場の習いで、読み方に違いが出てきます。
特に高野山と下界の俗習は違うわけで、私の場合なかなか高野の習いが消えず、住職と所々お経が合わないところがあります。気にはなるのですが、合わせるのはなかなか難しいものなのです。
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